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  • 2015.10.13 Tuesday
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「本は10冊同時に読め!」

 生粋の読書家かつ下手糞な文章の本は読まないとしている筆者の文章にしては
説得力が欠ける。

本を読まない人間を「サル」と言い切るなど、拝本主義色が非常に強い内容。

本書では、同時に複数冊の様々なジャンルの本を読むことを薦めている。
幅広い領域の情報に同時に触れることで思い浮かぶアイデアもあると
思うし、アンテナを広く張ることそのこと自体には大いに賛成である。

ただ、読書さえすれば成功するといった極端な考えが多い。

そして、成功の概念について極端さが気になった。
少し前に流行った「勝ち組」「負け組み」という考えに傾きすぎているんじゃないか
と思わされる記述がいくつもある。
負け組みにならないようにするために読書をしましょう、と言われても…。

読書家と自負している筆者には、様々な価値観を受け入れる程の想像力・器量があっても
いいはずである。

自身マイクロソフトの社長を務めた経験のあるエリートだからこそ、
見えなくなっている領域があると思うし、成功者ならなんでも言える、といった
態度があまり好ましくない。
著者が落ちぶれた時に、同じことが言えるのか。

「勝ち組」「負け組み」などの言葉に象徴されるように、
ここ数年の日本の価値観は偏りすぎている。

一億層中流としてやってきた日本国民は、個人の価値観を
ないがしろにしてきたと思う。

免疫がない為に、メディアで報道される価値観をなんの抵抗もなく受け入れる姿勢こそ、
日本人の欠点であり、日本の経済的豊かさが、真の豊かさに繋がらない元凶である。

このような日本の環境の中で、
個人の価値観を保ち続けれるほどの気概を持つのは難しい。
日本の環境でそれを可能にする程の自信とある種の頑固さを持ちたい


個人の価値観というものがもっと尊重される世の中であるべきである。

成功の形なんて人の数だけあっていいはずである。
いや、そうじゃなきゃ人間の個性なんてなんの意味があるんだ。
優秀なクローン人間を増産すれば済むじゃないか。

とにかく、
本書のような(偏った意味での)成功者のオナニー本には時間を費やさないようにしましょう。


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